京成電鉄/宗吾車両基地(千葉県酒々井町)建替へ、施工は戸田建設JVら

京成電鉄は、老朽化している宗吾車両基地(千葉県酒々井町)を同基地敷地南西側に建て替える。床面積は約2・2ヘクタールから約3・2ヘクタールに拡大する。建物はS造平屋を検討中という。基本・実施設計はパシフィックコンサルタンツが手掛ける。発注は2工区に分けた。1工区が戸田建設・京成建設JV、2工区は鉄建建設・京成建設JVが担う。完成は2029年3月末を予定する。
成田国際空港会社が進めている「成田空港の更なる機能強化」で、空港輸送の需要増加が見込まれることから、車両基地の機能を強化する。11日に現地で起工式を開いた。
現宗吾車両基地の所在地は下岩橋582の1(敷地面積約10・4ヘクタール)。従来の現工場は6両編成対応で、検査の際に車両を分割する必要がある。新工場は8両編成のまま検査場に入場できるようになる。現工場は解体・撤去する。跡地活用も検討している。
同社によると輸送需要の増加対策として「留置線増設なども検討」(広報担当)する見込みという。

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