鎌田大地 ラツィオ残留か退団か…迫られる〝最終決断〟 監督交代後はスタメン起用増

最近はスタメンに定着しMF鎌田大地(左)だが…(ロイター)

イタリア1部ラツィオの元日本代表MF鎌田大地(27)が、来季に向けて最終決断を迫られている。

今季加入のラツィオでは、成績不振で辞任したマウリツィオ・サッリ前監督のもとでは不遇の時間を過ごしたが、イゴール・トゥドル新監督からは信頼を得てプレータイムを増やしている。4―1で快勝した12日のサレルニターナ戦でフル出場するなど、3試合連続で先発出場中だ。

そこで注目されるのは、来季の去就。ラツィオとは1年契約で3年延長のオプションがついているとされる。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」によると、契約を延長するか否かは鎌田側に選択権があり、来月10日ごろが期限になっているという。

鎌田サイドに有利な契約となっているのには理由がある。同国紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、ラツィオのスポーツディレクター、アンジェロ・ファビアーニ氏は、こう説明しているという。「我々は複数年契約を望んだが、鎌田側は延長オプションを残したまま、1年にしたいと。彼を獲得するために、これを認めた」

すでに現地では、鎌田が今季限りで退団を決断したと報じるメディアもあるが、指揮官は残留を希望している。しかも、契約期間中にもかかわらず、10番を背負う元スペイン代表MFルイス・アルベルトがサレルニターナ戦後に突如として退団を宣言する事態も発生した。

このような状況下で、鎌田は自身の未来をどう決めるのか。

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