参院議員・須藤元気氏 衆院東京15区出馬で「チャリンコ握手1万人大作戦」の策を選んだ理由

選挙区を自転車で回る須藤元気氏

衆院東京15区補選に無所属での出馬を表明している元格闘家で参院議員の須藤元気氏(46)が14日、「チャリンコ握手1万人大作戦」での勝利に自信をみせた。

快晴となったこの日、須藤氏の姿は多くの江東区民が集う砂町銀座商店街にあった。他の候補者たちが街宣車を利用する中、自転車で移動し区民と握手して回った。

無所属での出馬のため経費、人手をギリギリまで切り詰めている。そんな状況でも「党のお金、組織票がないと勝てないようなシステムになってしまってる。チャリンコで勝つことによって、お金をかけなくても勝てる形を作りたい」と話す。

そこで考えたのが自転車を駆使して期間中に1万人と握手をする「チャリンコ握手1万人大作戦」。さらに選挙活動定番の街頭演説も極力控える予定だという。

「街頭演説よりも、一人ひとり握手して対話した方が全然、有意義。同じ戦いをしたら勝てないので、チャリンコというバックブローで勝ちたい。気合を見せていくことが大事」と宣言した。

今回のテーマは「金」だ。「政治が変わる転換点だと思います。国民が政治に対してダメだ。自民党もダメだ。でも野党もダメだ。与党も野党も変わらなきゃいけない時期にちょうど来てる。『完全無所属で新しい政治を一緒に作りましょう』というテーマを持ってやれば、みんな賛同してくれるんじゃないかなって考えてますね」と話した。

江東区生まれの須藤氏は「ホームな感じはすごいしますね。自分のなかでは本気で勝つつもりです」と自信を見せた。

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