『アンチヒーロー』初回 長谷川博己、ダークすぎる弁護士役にネット騒然「えげつない」

長谷川博己が主演する日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系/毎週日曜21時)の第1話が14日に放送され、長谷川が依頼人の無罪を勝ち取るために手段を選ばない弁護士・明墨正樹を熱演すると、ネット上には「えげつないほどダーク」「ゾクゾクする」といった反響が集まった。

本作は「正義の反対は、本当に悪なのだろうか…?」を視聴者に問いかけ、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく逆転パラドックスエンターテインメント。日常のほんの小さなことがきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう様を活写する。

明墨は、工場経営者・羽木朝雄(山本浩司)を殺害した容疑で逮捕された従業員・緋山啓太(岩田剛典)の弁護を担当する。検察は第1発見者で、事件直前に羽木と緋山の口論を聞いたという尾形仁史(一ノ瀬ワタル)の証言や、事件現場で採取された指紋などを証拠に、緋山が犯人だと主張する。

一方、明墨は殺害された羽木の幼い息子による証言をもとに、緋山の指紋が事件当日以前に付いていた可能性を指摘。さらに明墨は弁護士であることを隠して第1発見者の尾形に接触。彼に借金があることや度重なる転職歴があるという情報も掴む。

そして迎えた2回目の公判。明墨は根拠を提示しながら、証人として出廷した尾形が聴覚に障害を持っていることを暴露。“口論を聞いた”という彼の証言が曖昧であると主張する。これに尾形は激怒。「あんた人の病気のことさらしてまで勝ちたいのかよ!?」と食ってかかると、明墨は冷静に「私は人の病気をさらしてでも勝ちたいんですよ。それが私の仕事なんです」と応じる。

その直後、明墨は病気を理由にさまざまな職場を不当に解雇されてきた尾形に対して「今まであなたをクビにした会社をすべて訴えれば、おそらく…1千万円は勝ち取れるでしょう」と話し、無償で尾形の弁護を引き受けると約束。「私が言うのもなんですが、障害を理由に差別するような奴らは、絶対に許してはいけませんよ」と微笑む。

長谷川演じる主人公・明墨のダーティなキャラクターが明らかになった第1話。ネット上には明墨について「えげつないほどダークな弁護士だなぁ」「わっる!ゾクゾクするー!」などの声が相次ぐ一方、法廷で障害を暴露したことには「これはアウティング的なものにはならないの?」「尾形さん気の毒に」といった投稿も。さらに無償で弁護を引き受けると約束したことについては「無償か!いい弁護士じゃん!!」「悪い人なの?それとも本当はいい人なの?」などのコメントも寄せられていた。

© ブロードメディア株式会社