「非常にお粗末」アーセナル指揮官、優勝が遠のく完敗に嘆き。首位陥落の話題を振られると話をそらし…「クレイジーだよ」

現地時間4月14日に開催されたプレミアリーグ第33節で、冨安健洋が所属するアーセナルは、アストン・ビラとホームで対戦。0-2で敗れ、マンチェスター・シティに首位の座を明け渡した。

直近のリーグ戦11試合で10勝と破竹の勢いで勝点を重ねていたアーセナルは、序盤から押し込み、決定機も作るが、なかなかゴールを奪えず。スコアレスで折り返すと、後半は勢いがなくなり、終盤に連続失点。優勝を争う上で手痛い黒星を喫した。

クラブ公式サイトによれば、ミケル・アルテタ監督は試合後の会見で、あまりに大きかった前後半の落差を嘆いた。

「本当に優れたチーム相手に、前半は今シーズン最高のパフォーマンスを見せた。3点、4点、あるいはそれ以上取れていたはずだ。後半は勢いが消え、前半のようにコントロールし、良い場面を生み出せなかった。苦戦し、非常にお粗末なゴールを2つ許し、試合に負けたのだから、相手にはおめでとうと言いたい。今こそ立ち上がり、自分の力を発揮する時だ」

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スペイン人指揮官はまた、シティが首位に立った話題を振られた際には、こう語った。

「分からないけど、3日おきに試合があるスケジュールを見ると、クレイジーだよ。全てはコントロールできないが、自分たちが今どうあるべきかをコントロールし、大きな信念を持ってミュンヘンに行き、勝って準決勝に進むための最高のチャンスを得るために、明日から準備することは可能だ」

アーセナルはわずか中2日で、チャンピオンズリーグの4強入りを懸け、バイエルン・ミュンヘンと第2レグを戦う。ホームでは2-2の引き分けに終わったなか、15シーズンぶりにベスト4進出を果たせるか。ビラ戦では67分からプレーした冨安の攻守に渡る活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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