G7首脳、イスラエル攻撃巡りイラン非難 不安定化阻止に決意

[ローマ 14日 ロイター] - 主要7カ国(G7)首脳は14日、イランによるイスラエル攻撃を非難し、中東における「制御不能なエスカレーション」を防ぐために取り組むと表明した。

「イランはその行動によって、地域の不安定化にさらに一歩踏み出し、制御不能なエスカレーションを引き起こす危険がある。これは回避すべきだ」と指摘。約1時間のオンライン協議後に議長国イタリアが首脳声明を出した。

首脳はイランに自制を求めるとともに、同国とその代理勢力に攻撃を停止するよう要求。「現時点、そしてさらなる不安定化の動きに対し、われわれは追加措置を講じる用意がある」と警告した。

バイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に対し、イスラエルがイランへの報復を決定しても米国が加勢することはないと通告した。

イランは13日、今月初めにシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺がイスラエルによるとみられる攻撃を受けた報復として、イスラエルにドローンとミサイルを発射。中東地域の紛争が拡大する懸念が高まっている。

G7首脳は声明でまた、パレスチナ自治区ガザの「即時かつ持続可能な停戦に向けて」取り組むと表明した。

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