Steven Scheer
[エルサレム 14日 ロイター] - イランによる攻撃に伴うイスラエルの領空封鎖が14日午前7時半(日本時間午後1時半)に解除されたのに続き、同国を発着する航空便が再開しつつあるが、遅延など運航スケジュールの混乱が続いている。
同国のフラッグキャリア、エルアル航空は運航再開を発表。ただ、14日に予定されていた欧州やドバイ、モスクワ行きの計15便が欠航となり、タイから出発した便は引き返すことを余儀なくされた。
空港当局によると、外国航空会社が運航するイスラエル発の便は大半が遅延。エールフランスの仏マルセイユ行きの便などが含まれた。
アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空は、14日のヨルダンとイスラエル行きの便を欠航にしたと発表した。
独ルフトハンザ航空傘下のスイス・インターナショナル・エアラインズはX(旧ツイッター)への投稿で、テルアビブ発着便の運航を別途通知するまで休止すると発表。また、全ての運航機がイランやイラク、イスラエルの上空を回避し、インドとシンガポールからの便に遅れが生じているとした。
ルフトハンザと傘下オーストリア航空もテルアビブ、ヨルダンの首都アンマン、イラクのエルビルへの運航を16日まで停止した。