東京26市で初 こども誰でも通園制度、実施 市内4園で試行的に 多摩市

多摩市は今年度から、東京都26市では初めてとなる「こども誰でも通園制度」を施行実施する。2026年度から全国で本格実施される予定のものを、多摩市は先行して行う。

保育所などに通っていない子どもを幼稚園や保育所に預けられる制度で、乳幼児を育むプロがいる環境で、子どもがさまざまな経験をしたり、同世代の子どもと関わる機会を創出する狙いなどがある。

保護者の休養にも

保護者は離乳食や子どもの発達など正しい情報を得たいときに経験豊富な職員から的確なアドバイスを受けることができる。毎日の育児でたまった疲れをいやすための時間確保にもつながるという。対象は幼稚園や保育所に通っていない、または在籍していない乳幼児(市内在住の6カ月〜3歳未満)。受け入れ月齢や時間は各園で異なる(表参照)。定員などの状況によっては利用できない場合もある。

利用方法は、すでに4月1日から申請の受付が始まっており、保護者が市に利用申請する必要がある(原則公式ホームページからのインターネット手続き)。市から保護者に資格者証が発行された後、園との面談などを経て、5月頃からの利用開始となる。

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