自閉症「ブルー」で理解促す 芹が谷公園 ライトアップなど 町田市

自閉症への理解を広めるための催し「WarmBlueMachida」が2日、芹が谷公園(原町田)で行われた。4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせて初開催されたもので、市内の福祉関係者らで構成される団体が自閉症のシンボルカラーとなっている「ブルー」を用いた企画を実施。夜桜を青くライトアップさせ、「青い花火」=写真=を打ち上げ、訪れた親子連れなどを喜ばせた。

同イベントで実行委員長を務めた小林祐喜さんは「手探り状態でスタートしたが、活動を続ける中で多くの反響があった。この取り組みにより、少しでも気持ちが楽になり、喜んでくれる方がいれば。花火が無事に打ちあがったときは自然と涙がこぼれた。支援の輪を来年以降も広げていきたい」と話した。自閉症への理解を広めるための啓発は世界や国内で広がる一方で、「町田市では十分に浸透していないのでは」という疑問が発端となり今回の企画が持ち上がったという。

青色にライトアップされた桜

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