中森明菜、制作現場も知らない “謎のスタッフ” に「正体は本人説」が浮上…面会者も「元気そう」と完全復活に太鼓判

中森明菜には2014年大晦日の『NHK紅白歌合戦』以来となるテレビでの生歌唱も期待されている

「皆さんの近くに少しでも寄っていけるように」

と、昨年末のラジオ番組でメッセージを伝えていた中森明菜(58)の勢いが止まらない。

5月1日のデビュー記念日に向け、自身の曲のジャズアレンジを熱唱する動画を4月3日からYouTubeに投稿すると発表。第1弾の『TATTOO』は、すでに400万回以上再生され、第2弾も瞬く間に200万回近く再生された。

「動画のとおり、明菜さんは元気そうでしたよ」と話すのは、この歌唱動画の制作過程で明菜に会った音楽関係者だ。

「動画内の明菜さんのボーカルにはいっさい手が加えられておらず、今の彼女の歌声がそのまま使われています。ピースサインを見せていたように、現場ではノリノリで、本人も納得のいく出来栄えだったのではないでしょうか」

2018年以降は表舞台から姿を消し、活動休止状態だった明菜。新たなファンクラブが立ち上がった昨年に “復活” が期待されたが、体調面の問題でそれもかなわなかった。

「しかし、今年は明菜さんの誕生日である7月13日にライブをおこなうという話が聞こえてきています。すでに会場などの詳細も詰めているようです」とは、ある音楽プロデューサーの話。

彼も、彼女の復帰に太鼓判を押す。

「ボーカリストとしては完全復活していると思います。現代では、ボーカル録音後にピッチ修正などをするのは当たり前になっていますが、公開された動画ではそういった加工はされていないとのことです」

活動再開後、YouTubeに最初に歌唱動画が投稿されたのは2023年12月。作曲家・林哲司氏のトリビュートアルバムに提供した『北ウイング』のクラシックアレンジだった。

この動画は現在、500万回再生を超えているが、これまでの3つの動画に共通する「謎の人物」がいる。

「プロデューサーに『Ito Yoshida』とクレジットされていますが、この人物の情報や活動実績が見当たらないんです」(芸能記者)

明菜と対面した前出の音楽関係者も「プロデューサーには会っていないんです」と、少し困惑気味に話していた。

別の音楽関係者はこう話す。

「業界でまったく聞いたことがない名前です。もしかすると、明菜さん自身なのでは。ヒット曲を連発していたころから、明確なビジョンを持って音作りをしていました。

クレジットが明菜さんの “変名” だったり、この人物が実在していたとしても、彼女が実質のプロデューサー業をおこなっている可能性は高いと思います」

本誌は明菜の事務所に、誕生日ライブと「Ito Yoshida」について問い合わせたが、回答の代わりに、今後の取材に関する条件が提示され、最終的には回答を得るに至らなかった。

「今後の動きに向けて、明菜さんの事務所は各所に丁寧に連絡していますから、表舞台への復帰は非常に近いと思いますよ」(前出・芸能記者)

7月で新事務所の設立から約2年。伝説の歌姫は万全すぎる準備を経て、復活するのか――。

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