小池知事「大学が卒業を認めている」 元側近が「隠蔽に加担」と告発報道

小池知事の経歴をめぐり、一部報道で、知事の元側近が「学歴詐称疑惑の隠ぺい工作に加担した」と告発したことについて、小池知事が反論し、「大学が卒業を認めている」という見解を改めて示しました。

文藝春秋の記事で告発したのは、小池知事が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会で、かつて事務総長を務めた小島敏郎さんです。

記事によりますと小島さんは、2020年6月に、知事からエジプトのカイロ大学卒業を巡る学歴詐称疑惑の対応を相談され、「大学から声明文を出してもらえばいい」と提案したところ、3日後に声明文が出されたことをうけ、「対応が早すぎる」などとして声明の信憑性に疑念を示しています。

これに対し、小池知事は4月12日の定例会見で改めて大学を卒業していると強調し、「声明は大学当局が意思をもって出されたと認識している」と反論しました。

(小池知事)
「大前提が違う。『卒業していない』と言っているが、卒業をし、大学が卒業を認めている。すでに卒業証書と証明書はこの場でも伝えてきている。選挙のたびにこうした記事が出ることは残念」

一方で小島さんの提案については、「鮮明に覚えていない」と述べるにとどめました。

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