兄は京大→一流商社&東大→米大准教授!N党から出馬の福永弁護士、趣味のため13キロの重り背負って登場

政治団体・NHKから国民を守る党から衆院東京15区補選(江東区、16日告示、28日投開票)への出馬を表明していた弁護士の福永活也弁護士(43)が14日、都内で立花孝志党首(56)とともに会見した。、立候補への思いを語った。

福永氏は立花氏から12日に出馬を打診され、13日に立花氏のYouTubeチャンネルで立候補を表明。告示日直前に突然選挙戦に参戦する形となった。会見では「いかがわしい人が活躍できる社会があってもいいんじゃないか」と持論を展開。「立花さんみたいな人が100人、200人いれば、その中の1人ぐらい、すごく日本を一歩前に進める人が出てくるかもしれない」と思いを語った。

東京15区の補選は、公職選挙法違反で有罪が確定した柿沢未途氏の辞職に伴う選挙。福永氏は「ぼくはある程度の資産もあれば、リタイアした状態で、何かに忖度(そんたく)して、ルールに違反してまで活動する動機とかはない」と断言した。

三重県伊勢市出身で、名古屋工業大学の工学部出身。大学卒業後は2カ月だけ会社に勤務したが退職し、その後はフリーターだった。しかし、23歳の時に父親が死去し「社会的に立派な活動も大切なのでは」と考えるように。当時、たまたま見ていた行政書士事務所を舞台にしたドラマ「カバチタレ!」やバラエティー「行列のできる法律相談所」などに影響され、関西大学の法科大学院に入学。「勉強がめちゃくちゃ楽しくて」と“満喫”した上で、27歳で司法試験に合格した。

長兄は京都大学の大学院修了で、現在は三菱商事勤務でインド駐在。次兄は東京大学で博士号を取得し、現在は米国のジョンズホプキンス大学で准教授を務めている。出馬についても家族には「知らせていない」とあっさり語った。

これまで、東日本大震災後の東京電力の賠償訴訟、シングル家庭の養育費未払い問題、著名人の名誉毀損(きそん)訴訟などを手がけてきた。

ある程度の資産を得たことで、趣味として刺激を求めて登山を始め、世界7大陸(アジア、ヨーロッパ、北米、南米、オーストアリア、アフリカ、南極)の最高峰「セブンサミッツ」の登頂も達成した。再度のエベレスト登頂を目指して17日には離日予定。この日も13キロほどのウエイトを入れたベストを着用して体力づくりをしていた。さらに世界中のレストランを食べ歩きするのも好きで「これ言うと『嫌なヤツ』って言われるんですけど、ミシュランの三つ星のうち140ぐらいは行って」いることも明かした。

(デイリースポーツ/よろず~ニュース・澤田 英延)

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