大谷翔平、8回に175キロ投手強襲安打も通算176号はまたもお預け。松井裕樹がメジャー2勝目を挙げる

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地4月14日のサンディエゴ・パドレス戦に2番・DHでスタメン出場。4打数1安打を記録したものの、通算176号はお預けとなった。

12日に通算175本塁打を放ち、松井秀喜と並ぶ日本人最多タイ記録に到達した大谷。この日の相手先発はダルビッシュ有で、日本ハムの先輩相手の新記録達成も期待されたが、さすがに一筋縄ではいかない。初回の第1打席、大谷は7球粘るも三振。3回の第2打席もフルカウントから打たされて三塁ポップフライに倒れる。

直後の4回にパドレスがマニー・マチャドの一発で先制するも、ドジャースはその裏にマックス・マンシーの2ランなどで3点を返して逆にリードを奪う。
5回には大谷とダルビッシュがこの日3度目の対決をしたが、ここもダルビッシュに軍配。多彩な球種を低めを中心に散らして、とにかく大谷に的を絞らせず、ファウルチップでの空振り三振に打ち取った。

ダルビッシュはこの回限りで降板するも、直後の攻撃でパドレスは守備の乱れに付け込んで2点を取り返して同点。直後の6回2死からは3番手で松井裕樹も登場し、回跨ぎで4人をパーフェクトに抑えている。さらに7回には1死満塁からフェルナンド・タティースJr.にタイムリーが出て、パドレスが6対3とリードを奪った。

大谷には8回先頭で第4打席が回り、相手投手はワンディ・ペラルタ。真ん中寄りに入ってきた初球のチェンジアップを大谷は見逃さず、108.6マイル(約175キロ)の痛烈な打球がピッチャーを強襲してセンター前へと抜けていった。だが、後続が倒れてチャンスメイクは実らなかった。

9回もドジャースはロベルト・スアレスの前に無得点に終わり、3対6で敗れてこの3連戦は1勝2敗の負け越しに。一方、松井にメジャー2勝目がついた。

構成●SLUGGER編集部

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