お笑いコンビ「サバンナ」の八木真澄(49)が、個展「サバンナ八木×レイザーラモンHG 未確認生物の世界展 by GASHO2.0」(30日まで、東京・ラフォーレ原宿「愛と狂気のマーケット」)を開催している。自身が考案した100体の想像上の生き物が、かわいらしいメタルキャンバスアートとして展示中。そこで今回の個展について本人に話を聞いた。
――個展開催の経緯は
八木 想像上の未確認生物をインスタグラムやXに毎日投稿していたんですよ。そしたら今回の話が持ち上がり、実現しました。
――お子さんが描いたイラストかと
八木 僕が描いているんですよ! 2005年には「ぼくの怪獣大百科」という本も発売していて、もともとイラストを描いていました。小さいころから生き物が好きで、クワガタや魚を取りに行ってましたからね。
――4年前からSNSで毎日1体を発信
八木 ルーティンになっていてやめるタイミングを失っているんで。僕は続けてしまうんですよね。日記は30年書いていて「今日は頑張った」とかね。17歳の時から食べたものも記録しています。自炊した時はだいたい同じものを食べていますね。あと活動休止しているアイドルグループ「吉本坂46」のSHOWROOMの配信も毎日やっていますよ。
――考案されたイラストの作画は、レイザーラモンHGが担当
八木 HGはめちゃめちゃ絵が上手。僕は創作は好きですが、画力がないので…。
――HGとは、ユニット「ネオ☆健康ボーイズ」を結成し、M―1グランプリにも参戦した
八木 一緒に営業へ行った愛知の「BOATRACE とこなめ」のキャラクターを考えることになった時、僕が原案を描き、HGがきれいに描き直してくれていい感じになったんです。今回のアートのきっかけはそこにありますね。
――トッチーはネッシー? ビックハンドはビッグフット?
八木 全く関係ありません。これ、ホンマに何も考えずに描いています。半年間寝かせた後、見てみて浮かび上がってくる名前をつけているんですよ。
――メタルキャンバスアートは重厚感のある仕上がりで、1つ3万9600円(税込み)で販売
八木 受注生産で、キャラ1体あたりアートは5枚までしか作らない。原価が高いので、ほぼ儲けはないですね。
――キャラのレア度や説明文が記載された書籍「未確認生物図鑑」も販売中だ
八木 個展自体も利益はなく、赤字なんですよ。書籍の販売目標は5000部で、手売りしています。最近も劇場で手売りして、絵に興味あるお子さんや外国の方などが購入してくださいました。
――ワークショップで小学校を訪れることも
八木 学校で子供たちに好きなものを描いてもらって、教室で発表し合ったりとか。自信がついたりしている様子が伝わってきますし、こういうワークショップを全国でやっていきたいですね。