マクラーレン横浜のオープンを記念して、アルトゥーラ スパイダーが早くも日本初公開!

2024年4月11日、マクラーレンの正規販売拠点の7店目となるマクラーレン横浜がオープン。これを記念して、最新モデルのアルトゥーラ スパイダーが日本初公開された。

リテーラー ネットワークも拡大

横浜・みなとみらい地区に新設された世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ」内にオープンした、マクラーレン横浜。

マクラーレン横浜は、横浜・みなとみらい地区に新設された世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ」内にオープン。同店のオープンにより、マクラーレンの正規販売拠点は7拠点(東京2店舗、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡)に、そして中古販売拠点となるクオリファイドは3店舗(東京、名古屋、大阪)となり、リテーラー ネットワークは計10店舗へと拡充した。

またサービス面の強化として、2022年には日本初となるPDI(プレ デリバリー インスペクション:納車前検査)センターを開設。今後、ますます拡充するであろうリテーラー ネットワークを万全のサポート体制でバックアップしていく。

●所在地:横浜市西区みなとみらい6-2-13
●営業時間:10時〜18時
●定休日:火曜日

ワールドプレミアから約1カ月半で日本デビュー!

マクラーレン車のアイデンティティのひとつであるディヘドラル ドアも、もちろん採用されている。

さて、マクラーレン横浜のオープンを記念して日本初公開された「アルトゥーラ スパイダー」だが、その名のとおり2021年登場したスーパースポーツPHEV「アルトゥーラ」のオープントップ モデルだ。 だが、早くも日本初お披露目となった。ただし、デリバリーは2024年度の後半になるようだ。

オープントップといっても、今までのマクラーレン車と同様に電動開閉式のリトラクタブル ハードトップ(RHT)を開けてもリアセクションが残りタルガトップ風となる。RHTは車速が50km/hまでなら走行中でもわずか11秒で開閉できる。オプションでグラスルーフの透明度を変えられるエレクトロクロミック ルーフも設定される。

フロントまわりのデザインは基本的にクーペと同じだが、キャビン後ろのフライングバットレス(飛び梁)はポリカーボネート製となり、後方視界を改善させている。マクラーレン車のアイデンティティのひとつである、前ヒンジで上方に跳ね上げて開閉するディヘドラル ドアも、もちろん採用されている。

ドライバーにフォーカスしたデザインのインテリア。ハンドル位置は右も選べる。

プラグインハイブリッドのパワースペックをアップ

車速が50km/hまでなら走行中でも開閉できるRHTはエンジンルーム上に収納される。

パワートレーンは、120度V6の3Lツインターボ エンジンが605psと585Nmを発生。これに95ps/225Nmを発生する電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドのシステム総合では、700psと720Nmを発生する。このスペックは従来モデルのクーペよりも大幅にアップグレードされたが、最新版のクーペは同じパワートレーンが搭載される。

組み合わされる8速DCTもシフトスピードが25%アップされ、この結果アルトゥーラ スパイダーの0→100km/h加速は3.0秒、0→200km/h加速は8.4秒、0→300km/h加速は21.6秒、そして最高速度は330km/hと、クーペとほとんど変わらないハイパフォーマンスを発揮する。シャシ面では、プロアクティブ ダンピングコントロールのソフトウエアを刷新し、レスポンス速度を最大90%アップ。また、エンジンマウントの改良により、一体感とコーナリングの安定性も向上させている。

インテリアはクーペ同様にドライバーにフォーカスしたデザインで、ステアリングホイールには操作系のボタンはなく、ギアシフトパドルはステアリングホイールと連動して動く。ADAS(先進運転支援システム)も進化し、センターダッシュのタッチスクレーンで設定でき、新たにブラインドスポット モニタリング(道路標識認識)とクロストラフィック ディテクション(車線逸脱警報)が標準装備された。

アルトゥーラ スパイダーの日本仕様はリファインされたクーペと同様2025年モデルに指定され、現在注文を受付中だ。前述のように、デリバリーは2024年度の第4四半期を予定している。車両価格(税込)は、スパイダーが3650万円、クーペが3300万円となっている。

写真右から、マクラーレン オートモーティブのAPAC・中国担当 マネージング・ディレクターのポール・ハリス氏、UK本国から来日したチーフ セールス&マーケティング・オフィサーのジョージ・ビッグス氏、日本代表の正本 嘉宏氏。

●全長×全幅×全高:4539×1976×1193mm
(全幅はミラーをたたんだ状態。たたまないと2080mm)
●ホイールベース:2640mm
●DIN 車両重量:1560kg(フルード類+90%の燃料)
●エンジン:120度V6 DOHCツインターボ+モーター
●総排気量:2993cc
●エンジン最高出力:445kW(605ps)/7500rpm
●エンジン最大トルク:585Nm(59.7kgm)/2250−7000rpm
●モーター最高出力:70kW(95ps)
●モーター最大トルク:225Nm(22.9kgm)
●総合最高出力:515kW(700ps)
●総合最大トルク:720Nm(73.4kgm)
●トランスミッション:8速DCT(後退はモーター)
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・65L
●EU複合燃費:20.8km/L
●EV航続距離:33km
●タイヤサイズ:前235/35ZR19、後295/35ZR20
●車両価格(税込):3650万円

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