次節ミラノ・ダービーでスクデットなるか…インテル指揮官「万全の準備をしていきたい」

優勝へ向かうインザーギ監督[写真:Getty Images]

インテルのシモーネ・インザーギ監督が引き分けを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

セリエA前節のウディネーゼ戦は土壇場で逆転勝利し、リーグ戦2連勝とした首位インテル。スクデットを手中に収めかけている中、14日の第32節ではカリアリをホームに迎えた。

フランス代表FWマルクス・テュラムのゴールで幸先良く先制したインテルだったが、その後は追加点奪えずハーフタイムに突入。1点リードで迎えた64分には同点ゴールを許してしまう。

それでも72分には相手のハンドでPKを獲得し、トルコ代表MFハカン・チャルハノールが決めて再びリード。しかし、83分に再び追いつかれると、後半アディショナルタイムにはロングカウンターからあわや逆転負けのピンチを迎えた。

苦戦しながらも勝ち点「1」を獲得したインザーギ監督は、カリアリの戦いぶりを称賛。守備面で隙があったとも認めている。

「カリアリの調子が良いことはわかっていた。彼らは諦めなかったし、前半と後半のどちらも彼らのカウンター攻撃に少し苦戦した」

「2度リードを奪ったし、ファンの前で勝ちたかったから残念だ。我々は大きな目標に近づいているが、それを数字的にも確実なものにするには、まだポイントを積み上げる必要がある」

「我々は彼らにいくつかチャンスを与えてしまったが、チームとしてもっとうまく機能するべきだったし、彼らの最初のゴールを防ぐためにスペースを埋めるべきだった」

「2点目は少し不運だったが、最後は我々のCKから危険なカウンターを許してしまった。いつもなら相手のカウンター攻撃には我々の方がうまく対応できるが、カリアリの調子が良く、ストライカーの動きも良かった」

次節はミランとのミラノ・ダービーを控えるが、これに勝利すればインザーギ監督は3シーズンぶり2度目のスクデット獲得が決定。当然、宿敵に勝利してのリーグ優勝が理想のシナリオで、インザーギ監督はできる限りの準備を進めていく。

「ミランに勝てれば嬉しいし、可能な限り最高のパフォーマンスを出せるよう、偉大なダービーに向けて準備していく」

「来週の月曜日にゴールラインを切れるのがベストだが、それが叶わなければその後にも試合がある。ミランは自分たちのファンの前でベストを出したいだろう」

「我々はいつものように次の試合に向かい、今日の試合を分析する。月曜日に向けて万全の準備をしていきたいと思う。ベストな選択ができるよう、全員が出場できるように努める」

© 株式会社シーソーゲーム