【子育て】ベビーカーでの移動はラクだけど…子どもを何歳まで乗せてた?パパ・ママに聞いてみた!

抱っこ紐を使ったり、子どもを歩かせたりしてお出かけして、「やっぱりベビーカーで出ればよかった」と後悔した経験がある親は多いはず。

頻繁に階段があったり折りたたみが必要だったりという場所でなければ、やはりベビーカーでの移動は楽なものです。

ベビーカーに耐荷重の制限があることはわかっていても、ついつい長く使ってしまったという家庭もいます。

そこで今回は、子どもが何歳くらいまでベビーカーを使っていたのか、何人かのママにリサーチ。ある程度大きくなってからも使いたい場合のベビーカーの選び方なども教えてもらいました。

ベビーカー、本来は何歳まで使えるもの?

ベビーカーには、リクライニングでき、生後まもなく使用できるA型と、リクライニングがないものが多く、首が座った生後7ヶ月あたりから使用できるB型があります。

使い始めの時期は違うものの、両方とも15kgほどの耐荷重の場合が多いようです。年齢にすると3〜4歳ですね。

A型は早いうちから使い始められるのがメリットですが、ベビーカー自体の重量が重いため、しばらく抱っこ紐だけを使ってB型に乗れるようになってからベビーカーを購入したという家庭もありました。

何歳まで乗せていた? みんなのベビーカー事情

子どもの性格によっては1歳前後で終了!?

ベビーカーでの移動は楽ですし、できるだけベビーカーを使いたいという人は多いですが、なんと子どもが歩き始めてすぐにベビーカーを使わなくなってしまったという家庭も。

「娘はベビーカーに乗るとすぐにスヤスヤ眠ってくれるような子で、移動に苦労したことはありませんでした。娘は他の子よりも少し体が大きくて、抱っこだと移動が大変だったので助かっていたのですが……。

一歳くらいに歩けるようになってからは、ベビーカーに乗るのを嫌がるようになり、ほとんど使わなくなってしまいましたね。

そろそろ持ち運びが楽なB型に買い換えようかと話していたのですが、それも結局購入しなかったです」(専業主婦/38歳)

歩き始めの子どもの中には「とにかく歩くのが楽しい!」と、移動の際に歩く以外の手段を嫌がる子もいます。そういった場合、かなり早い段階でベビーカーはお役御免になってしまうということがあるのですね。

中には、「ずっと抱っこ紐で移動していて、ベビーカー購入のタイミングを逃したまま子どもが歩き始めたので結局買わなかった」なんて家庭もありました。

理由は大きくふたつに分かれる? 3〜4歳ごろのベビーカー卒業

筆者の周囲では、3歳の後半あたりで使わなくなった、という意見が多く聞かれました。しかし、理由は大きくふたつに分かれるようです。

「私はもっと乗せていたかったのですが、夫が『もうベビーカーに乗れる体重を超えそうになっているし、何かあったら危ない』とベビーカーを早々にしまってしまいました」(広告業/40歳)

「周囲も3歳を過ぎたあたりから使わなくなっていたので、我が家もなんとなく3歳の終わり頃にベビーカーの使用をやめた記憶があります。

保育園の行き帰りは常にベビーカーは利用していなかったので、あまり違和感なく“ベビーカー離れ”してくれました」(看護師/44歳)

このように、「ベビーカーの耐荷重に近づいてきたのでなんとなく」という理由でベビーカーを使わなくなるという、いわゆる一般的な理由を挙げる家庭が多い印象でした。

周囲も徐々にベビーカーを使わなくなるので、子どもも自然に受け入れられるのかもしれません。

一方、なるほど! と感じる、ある“やむを得ない事情”でベビーカーを使わなくなる子どももいます。

「長女が4歳になる頃に次女が生まれたので、強制的に長女はベビーカーを卒業になり、次女に明け渡すことになりました(笑)」(営業事務/39歳)

2〜4歳ほどの歳の差があるきょうだいの場合、下の子がベビーカーに乗れるようになったタイミングで上の子が乗らなくなった、というのもあるあるなようです。

この年齢あたりだと、「疲れた」「歩きたくない」などの自己主張が出てくるようになる上に、ずっと抱っこしているのも辛い体重になることもあり、ベビーカー卒業で苦労したというパパ・ママも多くいました。

代替的に、この時期に子ども乗せ自転車を購入する家庭も多いようです。

5歳以上まで使う場合は注意点も

5歳ともなると、本来想定されているベビーカー使用の年齢からは少し外れてしまいます。しかし、5歳を超えてもベビーカーを使っていたというパパ・ママもいます。

「息子は同じ年齢の子の中でもかなり小柄なほうだったので、5歳を過ぎてもしばらくベビーカーに乗せていました。

ただ、保育園の子たちに少しからかわれてしまったようで……程なくして自分から乗らなくなってしまいましたね」(旅行関係/37歳)

「時々、『もうベビーカーに乗る年齢じゃなくない!?』という大きさの子がベビーカーに乗っていることがありますよね。私も独身時代はそういった子を見てギョッとしてたのですが、息子がまさにその状態になっていたと思います(笑)

買い物に行くにしても荷物を引っ掛けられて便利だし、なかなか手放せませんでした……」(自営業/38歳)

5歳以降も使用していたというパパ・ママが口を揃えて言うのが「便利で楽だからなかなか卒業できなかった」というもの。

持ち手にバッグがかけられるようにフックがつけられたり、飲み物を置けるようになっていたりと、子どもだけでなく大人も楽に移動ができるように工夫が凝らされたベビーカーも多いですよね。

年齢などはあくまで目安なので、安全に使用ができるうちは無理に手放す必要はないかもしれません。ただ、耐荷重を大きく超えての使用はベビーカーの破損などを招き、使用に危険が伴う場合もあるので、しっかり卒業時期を見極めましょう。

ベビーカーに乗せないと移動が大変! そんなときは?

子どもが成長したらベビーカーを使えなくなるのはわかるけど、便利すぎて卒業したくない! と悩むパパ・ママも多いはずです。

そこで、ベビーカーにできるだけ長く乗せる、楽に移動するためのテクニックもリサーチしました。

B型への買い替えが肝になる!

経験者のママからは、こんなアドバイスがありました。

「B型ベビーカーに買い換えるときに20kg以上の耐荷重のベビーカーを選ぶと良いですよ。子どもが乗りたがらなかったら荷物を乗せるなど、なんだかんだしばらく使えます」(薬剤師/42歳)

一般的には15kgまでというベビーカーが多いですが、このママが言うように耐荷重が重く設定されているベビーカーもあります。海外製だと25kgまでというものもあるようですよ。

我が子が「なかなか歩きたがらない」というタイプの場合、買い替えの際に先を見越してベビーカーを選ぶのが良さそうです。

ベビースクーターとストライダーを活用

子連れの移動を楽にするアイテムはベビーカーだけではありません。

三輪車のような形のベビースクーターに、大人が押し引きできる取っ手がついたものなどで代替するなどの方法もあります。

中でもおすすめなのは、二輪のストライダーにアシスト棒をつけること。

そうすることで、歩きたがらない子どもとでもスイスイ移動ができますし、同時にストライダーや自転車の練習にもなります。

その楽ちんさから、子どもよりも親のほうが「まだまだベビーカーを使っていたい」と思ってしまうことも多いものです。

しかし、ベビーカーを使い続けるかどうかを判断する一番のポイントは、子どもの安全が担保されているかどうか。もう少しだけ……の気持ちが、子どもを危険に晒してしまうことがあります。

移動する際の煩わしさを減らしたいのであれば、ベビーカー選びや代替などを使って、危険のないように上手に対策していきましょう。

(ハピママ*/ 高橋 マミ)

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