やり投げ・北口榛花のライバルは「飛行機」 世界記録更新に意欲

会見した北口榛花

陸上女子やり投げのパリ五輪代表で2023年世界陸上(ブダペスト)金メダルの北口榛花(26=JAL)が飛行機をライバル視している。

15日に都内で行われたJALアスリート社員の取材会に出席した北口は、自己ベストが昨年の9月に記録した67メートル38で女子の日本記録。これまでは自己紹介の際に、自身の記録を「飛行機1機分」と説明していたことを明かした上で「ちょっと今は最新の飛行機の長さに足りていない。もっと大きいものが出たので考えます」と語った。

関係者によると、現在同社の飛行機で最も全長が長いものは73・8メートルという。女子の世界記録は72メートル28となっているだけに記録更新への期待も高まっている。北口は「機体の長さと言えるように頑張ります」と意気込んだ。

また、同社の赤坂祐二会長、鳥取三津子社長にあいさつし「足が細いねと言われた」と報道陣の笑いを誘いつつ「いつも気にかけてくださっていて、楽しくお話ができた」と日頃のサポートへの感謝を口にしていた。

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