井上尚弥ーネリの東京ドーム決戦は「30億円以上」トップランク社が明言 国内最大規模か

井上尚弥(左)とルイス・ネリ

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)は初防衛戦(5月6日、東京ドーム)でWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)と激突する。

ボクシングが東京ドームで行われるのは「20億円興行」と言われた1990年2月の世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン対ジェームス・ダグラス戦以来34年ぶりで、日本国内で開催されるイベントとしては過去最高の規模になるとみられている。海外メディア「Sporting News」によると、今回の決戦は5万5000席以上の試合会場で総額2000万ドル(約30億6000万円)以上の規模になるという。

同メディアは「ネリとの次なる議論の余地がないチャンピオンシップの戦いのため、井上の報酬は不明である」としながらも、井上の共同プロモーターを務めているトップランク社のエバン・コーン氏はX(旧ツイッター)を通じて「この試合のゲートは『2000万ドルプラス』であると述べた」と報じた。

これまで日本人ボクサーによる国内最大興行は2022年4月にさいたまスーパーアリーナで行われた世界ミドル級王座統一戦で村田諒太―ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦。その規模は「20億円以上」とされる。現在とは為替の差があるものの、井上の実績にふさわしい大舞台になるのは間違いなさそうだ。

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