「今も強い抗議の思い」 和歌山知事、首相襲撃1年

 岸田文雄首相が選挙の応援演説に訪れた和歌山市で襲撃された事件の発生から1年となる15日、岸本周平和歌山県知事は「今も強い抗議の思いがある」と定例記者会見で述べた。

 岸本氏は「民主主義において暴力で選挙を妨害することは絶対あってはならない」と指摘。県警による警備強化に加え「模倣犯が出ない環境整備について、国政でも議論を深めてほしい」と話した。

 事件に関しては、警察庁の露木康浩長官が11日の定例記者会見で「二度とあってはならない」と強調。警護活動の不断の見直しや、資機材の高度化に努める考えを示した。

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