「この紳士ぶり見せられたら…」 皐月賞で惜敗、外国人騎手が即行で放った日本語祝福にSNS感激

皐月賞、ゴール前競り合うジャスティンミラノとコスモキュランダ【写真:産経新聞社】

牡馬クラシック第1弾G1皐月賞

競馬の3歳牡馬クラシック第1弾・G1皐月賞が14日、千葉・中山競馬場で行われた。2番人気のジャスティンミラノがゴール前で差し切り、無傷の3連勝で戴冠を果たした。勝ち時計の1分57秒1は従来の記録を0秒7も上回るコースレコード。鞍上の戸崎圭太騎手へ、ゴール入線直後に2着馬の鞍上ジョアン・モレイラ騎手がかけた言葉も話題になった。ネット上では「かっこよすぎ」「技術だけでなく凄く紳士」といった称賛の声が上がっている。

激しい追い比べの後に勝者を称えた。トライアルのG2弥生賞を勝った7番人気コスモキュランダに騎乗したモレイラ騎手は中団に構えて、最後の直線へ。先に抜け出したジャンタルマンタルを射程に入れ、ジャステンミラノとの叩き合いに持ち込んだ。

懸命に左ムチを入れて追いすがったものの、最後まで差は詰まらずに2着で入線。惜しくも敗れたが、決着直後に粋な言葉を口にした。右前方にいた戸崎騎手に「オメデトウゴザイマ~ス!」と日本語で祝福。戸崎騎手もチラリと目をやり、反応した。

日本中央競馬会(JRA)がモレイラ騎手に付けたジョッキーカメラで判明し、ネット上のファンは感動。「モレイラ、男前やな」「モレイラ凄いよ。技術だけでなく凄く紳士」「モレイラいい人じゃん!」「かっこよすぎます…紳士モレイラ」「モレイラニキさすがです」「通年とって日本にいてくれぇ…」「やはりモレイラ騎手は通年で日本にいてもらいたいな…謙虚で頑張っているのは分っていたけど、この紳士ぶりを見せられたら応援したくなるよ…」といった声が上がっている。

前週も巧みな騎乗でG1桜花賞を制したブラジル人のモレイラ騎手。「マジックマン」の異名を持つ名手のスポーツマンシップが見えたシーンだった。

THE ANSWER編集部

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