大坂なおみ、パリ五輪出場に意欲「ベストの結果を残したい」

大坂なおみ「許されるのであればパリ五輪に参加したい」

女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」に4年2ヵ月ぶりに出場し、日本の勝利に貢献した大坂なおみ(フリー/世界ランク192位)。今年行われるパリ五輪に「参加したい」と出場の意思を見せた。

2020年2月のスペイン戦以来、約4年2か月ぶりに大坂が「ビリー・ジーン・キング・カップ」に出場。11月にスペイン・セビリアで開催されるファイナル進出をかけたカザフスタンとの大一番で、相手国のエースであるユリア・プチンツェワ(同50位)を6-2、7-6(5)のストレートで下し、日本に1勝をもたらした。

2日目にも試合は予定されていたものの、現在の世界ランクで日本女子トップの日比野菜緒(ブラス/同85位)が2勝目を挙げ、日本は3連勝でファイナル進出の切符を獲得。そのため、大坂の出番はなかった。

大坂は、「素晴らしい経験をすることができた。今日はプレーしなかったが、日比野選手、ダブルスの試合を見ながらとても楽しみながらできた。今回、いろんなことを学んだと思うので今後に生かしていきたい」と今回の戦いを振り返った。

今回の国別対抗戦に出場したこと、妊娠・出産でツアーから離れていたことを考慮し、2大会連続でのオリンピック出場の道も開け、「許されるのであればパリ五輪に参加したい。子供のころから夢を見ていた大会。小さい頃からテレビでオリンピックを見ていて、スポーツの祭典だと思っていた。もし参加できるのならベストの結果を残したい」と7~8月に開催されるパリ五輪出場に意欲を燃やした。

パリ五輪のテニス競技が行われるのは、全仏オープンの舞台でもあるローラン・ギャロス。その戦いに向け、すでにクレーコートでの大会にエントリーし、「キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール・オープン」(フランス・ルーアン/WTA250)でクレーコート初戦を迎える。

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