“日本のエース”早田ひな、ドイツのベテランに3－1勝利　中盤苦しむも驚異の粘りでデュース制す【ITTFワールドカップ2024】

卓球の「ITTFワールドカップ2024」が15日にマカオで開幕。世界ランキング6位の早田ひな（日本生命）はグループステージ初戦でザビーネ・ウィンター（ドイツ）と対戦。3ー1で勝利した。

■パリ五輪に向けた試金石

グループ8に位置する早田が、夏のパリ五輪への試金石となる大会で初戦を迎えた。

第1ゲームは序盤こそウィンターにポイントを重ねられたが、次第に早田がペースをつかみ、11－6で奪取する。

第2ゲームもドイツの31歳ベテランに対し、早田がパワーで押し込む。5－3からウィンターが判定に抗議する場面もあったが、再開後も早田の落ち着きが目立ち、11－4で連取する。

第3ゲームはウィンターが中盤にポイントを重ね、早田は2－8のビハインド。3連続ポイントで相手のタイムアウトを引き出す。しかし、序盤のリード差が響き、8－11でウィンターに奪われる。

第4ゲームも拮抗した展開からウィンターがラリーで強さを発揮しリードする。6－9でリードを許した早田がタイムアウトで流れを変えにかかる。ここから連続ポイントで同点に追いつき、早田がデュースに持ち込む。

10－10から強烈なフォアを沈めた早田が連続ポイントを奪い勝利。3－1でこの試合をものにした。