「スマホを使いこなしてる」60~80代はどのくらいいる?「ガラケーがもうすぐ使えなくなる」って本当?

シニア世代のスマホ保有率はどれくらい?

総務省が取りまとめた「令和4年通信利用動向調査の結果」によると、60代・70代・80代のモバイル端末の保有状況は表1のようになっています。

表1

※総務省「令和4年通信利用動向調査の結果」を基に筆者作成

80代ではわずかにスマートフォンを除く携帯電話保有者の割合のほうが多くなっていますが、60代・70代ではスマホ保有者の割合が携帯電話保有者の割合を大幅に上回っていることが分かります。

スマホの価格相場やシニア向けのキャンペーンを確認しておこう

スマホの価格については、2万円台のものから15万円を超える機種まで幅広いのが特徴です。分割払いだと月々3000~4000円程度の支払いになる場合が多いでしょう。

また、スマホキャリアによってはシニア向けのキャンペーンを実施しているところもあり、お得にスマホを利用できる可能性もあります。

例えば、60歳以上を対象に24時間かけ放題やメールの無料サービスを提供しているところもあるため、チェックしておくとよいでしょう。

ガラケーがもうすぐ使えなくなるって本当?

モバイル回線には「3G回線」や「4G回線」「5G回線」などがありますが、ガラケーのなかには3G回線にしか対応していない機種があります。

大手キャリアではまもなく3G回線の提供を終了することを発表しており、ガラケーが使えなくなることが分かっています。すでにサービスを提供しているキャリアもあるため、確認しておきましょう。

60代・70代のスマホ保有率は高い

シニア世代のスマホ保有率は、60代が83.2%、70代が60.5%、80代が27.3%となっており、60代と70代ではスマートフォンを除く携帯電話の保有率を上回っています。

「スマホは高い」というイメージがあったり「使い慣れた携帯電話のほうがいい」と思っていたりする方も多いと思いますが、スマホの価格は幅広く、シニア向けのキャンペーンなどを利用すればお得に手に入る可能性があります。

ガラケーの3Gサービス終了が近づいてきていることも踏まえ、スマホへの切り替えを検討してみてもよいでしょう。

出典

総務省 令和4年通信利用動向調査の結果(概要)1 インターネット等の普及状況 (2)モバイル端末の保有状況(個人)図表1-3 年齢階層別モバイル端末の保有状況(令和4年)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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