ついに海外作品への進出を果たした菅田将暉

俳優・菅田将暉がNetflix「寄生獣-ザ・グレイ-」(5日から配信スタート)にサプライズ出演していることが、先ごろ場面写真が公開され明らかになった。

同作は、漫画家・岩明均氏の人気作「寄生獣」(講談社刊)をベースに、韓国のヨン・サンホ監督が韓国を舞台に描くシリーズ。

菅田が演じるのは、原作「寄生獣」の主人公である泉新一。原作では、ある時日本にパラサイトが飛来し、新一を襲撃。しかし脳の乗っ取りは免れ、右手に寄生したパラサイト“ミギー”との共生が始まっていくという役どころだった。

本作で“泉新一が登場し右手を差し出す”という描写には、本作と原作「寄生獣」の世界観が交わっていることを象徴する役割があったという。

菅田は今回が韓国ドラマ初出演。「撮影前にアニメーションでイメージ映像を見せてもらい、撮影後にすぐ簡易的に画(え)をつないで合成パートの確認もしていました。これが今勢いのある韓国ドラマの作り方なのか、と思いました」とコメントしている。

「Netflix(ネトフリ)は韓国の作品が人気ランキングを席巻しているだけに、製作費はかなり潤沢。日本国内でも優秀なクリエーターを次々とヘッドハンティングしている。なかなか、日本の作品で菅田を今回のように起用することはないが、いろいろ条件が合ったために菅田もオファーを受けたはず。今後、主演クラスの役柄でネトフリの韓国製作作品からオファーがあるのでは。日本国内ではやり尽くした感じがある菅田だけに、海外進出に意欲をみなぎらせているのでは」(映画業界関係者)

同作は配信後、ネトフリの「週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)」で1位を獲得。日本を含む世界68ヵ国でTOP10入りを果たすほどの反響を呼んだ。

菅田が次の映像作品にどの作品を選ぶのかが注目される。

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