「香港版アカデミー賞」電影金像奨、トニー・レオンが史上最多の最優秀主演男優賞

中華圏の3大映画賞の一つ、「香港版アカデミー賞」と呼ばれる香港電影金像奨において、香港の俳優トニー・レオン(梁朝偉)が通算6回目の最優秀主演男優賞を獲得し、新記録を樹立した。

今年で42回目の開催となった香港電影金像奨の授賞式が14日、香港文化センターで行われた。トニー・レオン、アンディ・ラウ(劉徳華)の18年ぶり共演も大きな話題をなった映画「金手指」(The Goldfinger/香港)は今回、最優秀主演男優賞や最優秀美術指導賞など、最多6部門で受賞を決めた。

トニー・レオンはこれまで、最優秀主演男優賞に12回ノミネートされ、1995年に「恋する惑星」で初受賞。その後、「ブエノスアイレス」「花様年華」「インファナル・アフェア」「2046」と受賞を重ね、今回は6回目の受賞で前人未踏の新記録を樹立している。

なお、最優秀主演女優賞は「白日之下」(In Broad Daylight/香港)からジェニファー・ユー(余香凝)が選ばれ、最優秀監督賞は「命案」(Mad Fate/香港)からソイ・チェン(鄭保瑞)が受賞。最優秀作品賞には、16部門でノミネートの「白日之下」、12部門でノミネートの「年少日記」(Time Still Turns The Pages/香港)の一騎打ちも注目されたが、最終的にジャック・ン(呉煒倫)監督の「毒舌大状」(A Guilty Conscience/香港)が受賞を決めた。

このほか、長年にわたって観客に愛されるアクションスターのサモ・ハン(洪金宝)が香港映画界への貢献を称えられ、生涯功労賞の終身成就賞を授与された。(Mathilda)

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