水原容疑者の裏の顔に「ショック」 訴状を3度も見た米記者が「一番酷かった」と驚いた言葉

水原一平容疑者【写真:Getty Images】

大谷の口座から24億円以上を不正送金した疑い

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手の通訳を長年務めた水原一平容疑者は、銀行詐欺罪で訴追された。12日(日本時間13日)に米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約380万円)で保釈が認められた。37ページに渡る訴状は日米に衝撃を与えたが、米記者も「ショックを受けた箇所がとにかくたくさんあります」と出演した番組内で打ち明けている。

水原氏は2021年9月から賭博を始め、2年余りの間に総額4067万8436ドル(約62億3320万円)の損失を出したとされている。大谷の口座からから1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正送金したとして銀行詐欺容疑で訴追されているが、米ストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の番組「ザ・リッチ・エイゼン・ショー」に出演した米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンサレス記者は驚きを口にした。

「私はもう訴状を2~3回最後まで読んでいます。ショックを受けた箇所がとにかくたくさんありました」と繰り返し内容を確認した様子。「一番酷かったのは、イッペイがブックメーカーに『実は今までのことは嘘で、僕が大谷から盗んでいた』と打ち明けたという訴状の部分だった」とゴンサレス記者は振り返っている。

今年3月20日、大谷の口座から違法賭博の胴元に送金されたという第一報が報道された際、水原氏は胴元に報道を見たか確認するメッセージを送信。胴元は「見た。でもこんなのでっち上げだ。もちろん、君は彼(大谷)から盗んでいない。これが、かばうためだということは完全理解しているよ」と返信したが、水原氏は「厳密に言うと、僕は彼(大谷)から盗んだんだ。もう、すべて終わりだ」と観念した内容を送信したと明らかになっている。

生々しい言葉も多数公開され、水原容疑者の裏の顔が明らかになっている訴状。ゴンサレス記者は「ショウヘイ・オオタニが、皆が想像した以上に外部から疑いを持たれた状況から疑惑を晴らすことに近づいたと私は思いました」と大谷の潔白を証明する重要な証拠になったと指摘。「訴状は徹底的なものだった」とも語っている。

THE ANSWER編集部

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