湘南大磯病院 医療講座などに意欲 新院長が大磯、二宮の首長を訪問 大磯町・二宮町・中井町

意見交換する村田町長(左)と権藤院長

4月から湘南大磯病院の病院長に就任した権藤学司氏が4月3日、二宮町役場を訪問し、村田邦子町長と意見交換した。

湘南大磯病院は23年3月、東海大学医学部付属大磯病院から徳洲会グループが事業継承する形でリニューアルした、同グループの75番目の病院。大磯町月京に位置し、中郡唯一の総合病院として、二宮町民の利用も多いという。

小児科や婦人科といった町民からの要望が多かった診療科が設置されたのを踏まえ、村田町長は「町民から小児科や婦人科が欲しいという声は耳に入っていたのでありがたい。婦人科とくれば産科を望む声も。ぜひ検討してほしい」と要望。重ねて、「これまでは近場で検査をしても受診は遠くの病院へということがあった。高齢の方も多く、交通手段の面でも、地元に総合病院があるのは心強く思う」とコメントした。

権藤院長は3年後に完成を予定している病院の建て替えに触れ、「なるべく地元の人たちが望んでいることを聞き取っていきたい。いいアイデアがあれば教えてください」と話し、地元民を対象にした医療講座などにも意欲を見せた。

権藤氏は同日、大磯町の池田東一郎町長とも会談している。

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