アーティストの歌声に酔いしれる 飯坂温泉でミュージックフェス 音楽を楽しみながら温泉街満喫

解散を控えるひとりぼっち秀吉BANDと共演するゆべしスの箭内さん(手前左)と松田さん(右から3人目)

 音楽を楽しみながら温泉街を満喫する飯坂温泉ミュージックフェスティバル「おと酔いウォーク2024」は13日、福島市飯坂町の旧堀切邸など6会場で開かれ、約600人が県内外で活躍するアーティストの歌声に酔いしれた。

 実行委員会の主催。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の風評に苦しむ温泉街を盛り上げようと、地元の若手有志らが企画し、今年で10回目。36組のアーティストが出演した。

 クリエイティブディレクター箭内道彦さん(郡山市出身)とロックバンド「THE BACK HORN」のドラム松田晋二さん(塙町出身)によるユニット「ゆべしス」も参加。「タイムマシン」や「hot line(ホットライン)」などを奏でた。郡山市を拠点に活動し、5月に解散を予定している「ひとりぼっち秀吉BAND」とも共演。聴衆から大きな拍手が沸き起こった。

 シンガー・ソングライター竹原ピストルさんが登場すると会場の盛り上がりは最高潮に。フィナーレで実行委員長の安斎忠幸さん(DJターキン)と「よー、そこの若いの」を披露し、フェスを締めくくった。

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