米Church & Dwight、グラフィコ<4930>をTOBで子会社化

家庭用消費財の製造販売を行う米Church & Dwight Co., Inc.(ニュージャージー州)は28日、グラフィコにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。普通株式全てと新株予約権を取得し、現在東証スタンダード市場に上場しているグラフィコの非公開化を目指す。買付代金は約38億円。グラフィコは賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。

TOBは米Church & Dwightが100%出資で設立した買収目的会社のChurch & Dwight Japan(東京都千代田区)が実施する。買付価格は1株当たり3800円で、公表前営業日での終値2764円に対して37.48%のプレミアムとなる。このほか新株予約権についても、2250円から6万2840円で買い付ける。買付予定数は100万778株で、下限は所有割合66.67%にあたる66万7200株。応募が下限に満たない場合は買い付けしない。

グラフィコの長谷川純代代表取締役社長CEOは所有する39.06%の株式全てをTOBに応募することで合意している。買付期間は4月下旬からの30営業日とする予定。公開買付代理人は野村証券。

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