日経平均は「地政学リスク」が重荷に…指数は290.75円安の「39,232.80円」で取引終了【4月15日の国内株式市場概況】

2024年4月15日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

4月15日の日経平均株価は、前週末の米株市場で半導体銘柄が下落した流れを引き継ぎ、アドバンテストや東京エレクトロンなどが売られました。朝方の売り一巡後は下げ幅を縮小させたものの、足元ではイラン・イスラエル間の緊張が高まっており、地政学リスクの悪化が株式市場の重荷となっている模様です。指数は終日軟調で、前日比290.75円安の39,232.80円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが103銘柄、値下がりが119銘柄、変わらずが3銘柄。

日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、アステラス製薬〈4503〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、日東電工〈6988〉、オリンパス〈7733〉、東京海上ホールディングス〈8766〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ブリヂストン〈5108〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は16億0,800万株、売買代金は3兆9,857.62億円となり、前日と比べて減少。

業種別では、電気・ガス業、海運業、非鉄金属、石油・石炭製品、ゴム製品などが上昇した一方、医薬品、空運業、情報・通信、その他製品、その他金融業などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がIDOM〈7599〉で+300円(+27.70%)の1,383円、2位がテラスカイ〈3915〉で+300円(+21.90%)の1,670円、3位がインターアクション〈7725〉で+236円(+18.50%)の1,512円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がパソナグループ〈2168〉で-500円(-18.52%)の2,200円、2位がジンズホールディングス〈3046〉で-700円(-16.75%)の3,480円、3位がマネーフォワード〈3994〉で-543円(-8.99%)の5,495円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは133銘柄、年初来安値を更新したのは107銘柄でした。

© 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン