安全安心の新生活を 通学路の事故や列車内の痴漢盗撮被害の防止を呼びかけ

新年度が始まり多くの子供や学生が新生活をスタートさせました。

安全に安心して通学、通勤してもらうための呼びかけが行なわれました。

通学路に警察官400人以上

福岡市東区にある馬出小学校の通学路で15日朝、警察官が登校中の児童に安全を呼びかけました。

警察官「横断歩道を渡っている歩行者に十分に注意してから右折左折をしてください」

これは「春の全国交通安全運動」にあわせたもので、福岡県内で約100か所に400人を超える警察官が動員されました。

福岡県で今年3月までに起きた小学生が絡む事故は77件で、前の年の同じ時期と比べ10件増えています。

東警察署交通第1課・伊東篤志課長「小学生の事故が増加傾向にあります。交差点を横断する際にですね、基本なんですけど右見て左見て右見て、皆さん子供たちにしていただけると助かります」

痴漢・盗撮被害を防ぐキャンペーン

一方、福岡市地下鉄の天神駅で開かれた痴漢・盗撮被害防止キャンペーンには、警察や駅の職員のほか専門学校の生徒ら40人あまりが参加しました。

このキャンペーンは進学や就職で生活環境が変化する新年度に合わせ、主に子供や女性に防犯意識を高めてもらおうと実施されたものです。

参加者は駅の利用者に防犯グッズを配りながら痴漢、盗撮の被害に気をつけるよう注意を呼びかけていました。

痴漢被害 3割強は列車内か駅構内

警察によりますと、福岡県内で去年検挙した痴漢の件数は99件でそのうち35件は列車内や駅構内でした。

また、盗撮の検挙件数は422件に上っています。

© RKB毎日放送株式会社