松山市の人口「平成の大合併」後初の50万人割れ 市担当者「移住定住促進や子育て支援策に取り組む」

愛媛県松山市が15日公表した今月1日現在の推計人口は、49万9千人余りと、「平成の大合併」以来初めて50万人を割り込んだことが分かりました。

松山市によりますと、今月1日現在の推計人口は49万9326人で、前の月から1552人減少しました。

内訳を見てみますと出生数から死亡者数を差し引いた自然動態が337人の減少、転入から転出を差し引いた社会動態が1215人の減少となっています。

現在の松山市は2005年1月に旧北条市と中島町が合併し、四国で初めての50万都市として誕生、当時の人口は51万2982人でした。

以降、増加傾向が続いていましたが、2010年12月の51万7411人をピークに減少傾向へと転じていました。

松山市の人口ビジョンでは2020年から25年の間に50万人を割り込む予想だったといいますが、人口減少対策にあたる市の企画戦略課は「予想されていたとはいえ、数字として表れ危機感が強まった。移住・定住の促進や子育て支援策に引き続き取り組むと共に、来年度、見直す予定の市総合計画でも最も重要な柱の1つに掲げ対応したい」と話しています。

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