粗品の「YouTuberおもんない」発言はダサい? カジサック、ヒカルに続き、ヴァンビも反論「いじめ」

霜降り明星・粗品の「YouTuberおもんない」発言が話題になる中、YouTubeチャンネル「Spider VAMBI」が登録者数1,750万人を誇るヴァンビが自身のXを更新。「いじめとやってることはほぼ変わらない」などと持論を展開した。

2019年より太田プロダクションに所属し、YouTubeのみならずテレビに出演することもあるヴァンビ。彼が今月14日に自身のXを更新し、“YouTuberは面白くない、芸人のほうがおもしろい”といった意見に対して私見を投稿した。

ここで、ヴァンビは「YouTuberはいわゆる素人が自ら動画制作や企画などをセルフプロデュースして多くの視聴者をつけてきたことが強みであり、同じ素人だった人物が夢を掴んでシンデレラストーリーを体現してるのも面白さの一つだと思う それを『人を笑わせる』という部分だけを抜き取って横並びにして芸人のがおもろいとか言ってるのがそもそもダサい」と論争自体を一蹴。

さらに、「喧嘩強いから俺のが偉いみたいな一方的な理論でいじめとやってることはほぼ変わらない YouTuberが芸人さんをバカにしてるのは正直あまり見たことがない しかし芸人さんがYouTuberをバカにしてるのはよく見る」とつづり、「俺はYouTuberとして自分ではない他のYouTuberがバカにされてても正直悔しいし、嫌な気持ちになる お互い別の『面白い』を持っててそれぞれにリスペクトがある世界になればいいなと思ってます」と思いを明かしている。

千鳥・大悟は「笑かし方の戦い方が違う」と指摘

そんなヴァンビの意見に対し、Xユーザーから「すでに垣根はないようなものなのにね。そのうちテレビが衰退した時、芸人は足をすくわれることになるかもしれないね」と支持するリプライが見られる一方で、「いや、実際全ての要素においておもんないでしょ。登録者一人増やすのと劇場に1人呼ぶのとじゃ難易度が違いすぎるし」と否定的な声もあり、ここでもさまざまな意見が飛び交っているようだ。

今回、ヴァンビがポストしたのは、4月12日放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)での粗品の発言がきっかけと思われる。

同放送では、粗品が「YouTuber、おもんないっすよね?」「芸人なのに『YouTuberおもろいやーん』って言ってるやつも、めっちゃ嫌い(中略)宮迫(博之)とか」などと発言。

この時、粗品から意見を求められた千鳥・ノブは、以前、息子に見せられたYouTube動画の感想を「面白くはない。オープニングトークとかも面白くはないよ。面白さはゼロ」と振り返りつつも、“芸人のほうが面白い”と強く言えない理由について、大西ライオンのYouTubeチャンネル「ゴル配ないさー」が「世界で一番おもんない」ためだとジョークを交えてコメント。

一方、千鳥の大悟は、YouTuberも芸人も共に「おもろいのもおりゃ、おもんないのもおる」とした上で、「(芸人は舞台で)違う芸人を見に来てる人(客)を笑かしてた。多分あの人ら(YouTuber)は自分だけ見に来る人を笑かしにいくから、笑かし方の戦い方が違う」と対象の違いを指摘していた。

粗品の言動に、ヒカルは「YouTuberに喧嘩売るのダサい」

なお、粗品は昨年6月の単独公演で「YouTuberは全員おもんないやろ! 1人もおもんないよ」「あんな大学生の延長で。ただの素人集団やねんから」などと言い放つフリップネタを披露。同9月に公開されたYouTube動画でも、YouTuberコンビ・スカイピースについて「YouTubeの中で一番おもんない人ら」と語り、波紋を広げていた。

こうした粗品の一連の言動を受け、同10月にラファエルのチャンネルで公開された動画では、カジサックことキングコング・梶原雄太が「もうYouTuberをイジって笑いをとるのは、ダサい」「YouTuberをフリにしてディスって笑いをとるのは、“粗品っぽくないな”って思う」とコメント。

同動画で共演していたヒカルも「(粗品は)芸人のトップに喧嘩売られへんのに、YouTuberに喧嘩売るのダサい」「弱いYouTuber相手に揚げ足とったところで、かっこいいかな? って思っちゃう」と疑問を呈し、これにカジサックも「確かにそう」「ごもっとも」と同調していた。

『酒のツマミになる話』では、この話題にこだわる理由について「俺、芸人好きなんすよ、やっぱ」と力説していた粗品。梶原やヒカルに続き、ヴァンビにまで「ダサい」と評されてしまったが、今後も「YouTuberはおもんない!」と声を上げ続けるのだろうか。

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