独、パトリオット追加供与 ウクライナの防空支援

ウクライナ東部ドネツク州のロシア支配地域で発射されるロシア軍の多連装ロケットシステム「ウラガン」=9日(ロシア国防省提供・タス=共同)

 【ベルリン、キーウ共同】ドイツ国防省は13日、ウクライナに地対空ミサイルシステム「パトリオット」を追加供与すると発表した。既に2基を送っており、追加の1基も早期に引き渡す。ウクライナは欧米に防空支援の強化を繰り返し要請。ゼレンスキー大統領は今月、地元メディアのインタビューで全土防衛にはパトリオットが25基必要との考えを示していた。

 ドイツのピストリウス国防相は声明で、パトリオット供与について「ロシアによるウクライナの都市やインフラへの攻撃は計り知れない苦しみをもたらしている」と指摘した。ゼレンスキー氏は「他のパートナー国の指導者もドイツに続いてもらいたい」と訴えた。

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