RADWIMPS 野田洋次郎、初のソロアルバムを発表

ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎さんによる、ソロ名義では初となるオリジナルアルバム『WONDER BOY'S AKUMU CLUB』が、今秋リリースされる。

4月14(日)に横浜・ぴあアリーナ MM で行われたRADWIMPSのアジアツアー日本公演の終演後、突如としてフライヤーが配布。アルバムを制作中であることが明らかになった。

アルバムには、野田洋次郎さんが制作した私小説的な楽曲が13曲収録される。

アルバムに先駆け、kzmとの楽曲をリリース

ボーカル、ギター、ピアノとして、RADWIMPSのほぼ全ての楽曲で作詞作曲を行っている野田洋次郎さん。

RADWIMPSとしては、映画『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』の音楽全般を担当。日本アカデミー賞の最優秀音楽賞を授賞するなど、輝かしい功績を挙げている。

アルバムの発表に先駆け、3月29日にはラッパー・kzmさんとの楽曲「EVERGREEN feat.kZm」をリリース。

アルバムには同曲も収録予定。さらに、5月10日(金)にはDJ/プロデューサーのKMさんがリミックスした「EVERGREEN feat.kZm (KM Remix)」を収録した 7inch・アナログ盤がリリースされる。

今回の発表に際して、野田洋次郎さんから、個人名義での制作に対する思いやファンへのメッセージを含めたコメントが届いている。

【野田洋次郎さんコメント全文】

[野田洋次郎、Yojiro Noda]名義ではじめてのオリジナルアルバムをリリースします。

RADWIMPS の一員として 15 歳からバンドをやり、なんの因果かこんなところまで来ました。その間に illionという名義でも活動したり。

RADWIMPS という母体は永遠に僕の中で核として有り続けるという前提で、だーれの声も眼も気にせず音と戯れ、今だからできる音楽のアプローチで音の海を泳いでみたいと思ったのでした。

どんな名義でもその時々の音楽的挑戦と言葉を探究することになんら変わりはないのですがラッドでは幸せなことに映画など他の作品との濃密な掛け算、コラボレーションから曲を作ることも増えてきた中「今、たった一人でぽつんと海に出たら俺は果たしてどんな泳ぎ方をするんだっけ?」というような感覚になりました(あと他の作品との掛け合わせもないことで、どんなひどい曲を作って失敗したとしても誰にも迷惑がかからない、とも思ったり)。

というわけでこの 2 年間ほど、空いた時間に時にふわっとゆるやかに、時にガッツリと、あーだこーだと夢中になりながら、たまにもがき、たまーに辞めてしまいそうになりながら出来上がった 13 曲。気づけば歌詞は極めて私小説的なものになりました。これはさすがに[野田洋次郎]として出さないわけにはいかないな、と相成りました。

たのしかった。なんかそんなつもりなかったのにめちゃくちゃいいアルバムできた気がします。無性に、自由に、聞いてほしい。たのしみにしていてもらえたら嬉しいです。

最後に野田洋次郎名義ながら結局何曲かに参加してもらった桑原と武田、そしてこのアルバムを作る入り口をくれた HOLLY に感謝します。

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