イスラエル予備役近く招集 ラファ侵攻準備の一環か

ガザ地区北部の自宅に戻ろうとするパレスチナ人避難民ら=15日、ガザ中部(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は14日、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるパレスチナ自治区ガザでの作戦のため、2個旅団前後の予備役部隊を近く招集すると発表した。軍は7日、ガザ南部から部隊を撤収させ、最南部ラファへの地上侵攻の準備を進めており、招集はこの一環の可能性がある。

 ラファにはガザ各地からの多数の避難民が密集しており、軍が侵攻に踏み切れば民間人被害の拡大は必至だ。米国は繰り返しラファ侵攻に反対している。

 ガラント国防相は、ガザ南部の部隊撤収はラファ侵攻を含め「将来の作戦への準備を進めるためだ」と説明していた。

 ガザ保健当局によると、戦闘開始以降のガザ側死者は3万3729人。

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