“ギャンブルにのめり込み9100万横領” 顧客の貯金を着服したJA元職員の男 初公判で起訴内容認める

顧客の貯金を着服したとして、業務上横領の罪に問われている元JA職員の男の初公判が開かれ男は起訴内容を認めました。
検察側はギャンブルにのめりこみ着服を繰り返すようになったと経緯を明らかにしています。

起訴状などによりますとJAおちいまばりの元職員の白石祐樹被告は伯方支店に勤務していたおととし12月、顧客の1人から預かった貯金およそ250万円を横領したとして業務上横領の罪に問われています。
松山地裁で開かれた15日の初公判で白石被告は起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で白石被告がおよそ3年前から人間関係や職場環境のストレスを発散しようと競馬などのギャンブルにのめりこみ、顧客から預かった貯金を着服するようになったと経緯を明らかにしました。
白石被告は事件発覚後の去年9月に懲戒解雇されています。

またJAの内部調査の結果、被害者は今回の事件を含めあわせて10人で被害総額は9100万円余りに上ることが明らかになっていて、検察は今後白石被告を追起訴する方針です。

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