西武園ゆうえんちがホラースポットへと早変わりしたイベント「呪園」をレポート!ゾンビたちの園では記念撮影も可能

今回筆者は、ひとりでの参加かつプレスということで、巡れる場所を回りつつ一般の方が少ないタイミングでいくつかのアトラクションに挑戦する機会をいただくことに。ホラーが大好きな人ならたまらない空気感が園内随所で堪能できるとあって、ワクワクしながら各所を歩くことができた。

■園内のおどろおどろしい雰囲気に気分も最高潮

会場を訪れると、まずは入口で園内マップと謎解きで使う4枚の護符を受け取った。これらを手にマップに記されたステージに赴くと、「黒いセーラー服の少女が迷子になっている」との放送が。

するとその少女と思われる女の子が現れ、ステージエリアを歩き回りはじめた。彼女に親御さんが探していることを教えると攻略を優位に進められるアイテムが手に入るので、参加者たちは次々声をかけていた。しかし、歌っている最中に声をかけてしまうと……!?

続いて、マップに記された4つのポイント「バイキング周辺」「塔の入り口近く」「丘の中腹」「水路のほとり」で、それぞれのポイントに対応する護符に記された謎を解明していくことに。この際に園内をかなり歩き回ることになるので、体験する人は歩きやすい服装で現地を訪れると良いだろう。

また、夜の遊園地に散り始めの桜、そして時折聞こえる誰かの悲鳴や絶叫と、移動中はなかなか良い雰囲気を醸し出しており、ホラーが苦手な人は戦々恐々だろうが、好きな人はワクワクすること請け合いだった。

この謎解きの解答を掲載することはできないのだが、こういった謎解きやリアル脱出ゲームなどに慣れた人、頭の回転の早い人ならきっとすぐに解けるだろうと感じられた。筆者は不慣れだったのでヒントを見たのだが、これを見ながらなら少し時間をかけるだけで正解することができた。きっとどんな人でも最後まで楽しめるはずだ。

この謎解きを正解すると、今度は園内に発生してしまった冥界と現世を繋ぐ「亀裂」を塞ぐ呪文を唱えることになるのだが、この際はぜひ大きな声で気合いを入れて叫んでみて欲しい。

筆者も一般の方が楽しむ最中、隙を見て1ヶ所だけチャレンジできたのだが、ひとりでやる気恥ずかしさはあったものの、大きな声で叫ぶことで何となくこの「呪園」の世界にさらに深く入り込めた気がした。

きっと家族や友人、恋人など仲のいい人と一緒にやったらもっと楽しめたことだろう。実際に一般の方々が楽しむ様子も見ていたが、この呪文を叫ぶ時は大体がノリノリで、本当に楽しそうな表情を浮かべていたことも印象に残っている。

「亀裂」の封印を4ヶ所で済ませることで、5つめの「亀裂」へ向かうための手がかりが得られる。実際に参加する人は、ぜひこれら全てを集めて真相に辿り着いてほしい。

■ゾンビたちの徘徊する商店街を潜り抜けろ

また、西武園ゆうえんちに入ってすぐの夕日の丘商店街では、方南町お化け屋敷オバケンによる「ゾンビフォトスポット」と「オバケンゾンビエスケープ」も開催されていた。

「オバケンゾンビエスケープ」の会場に向かうまでの通路に「ゾンビフォトスポット」があるのだが、中々おどろおどろしい雰囲気で入るのを躊躇う人がチラホラ見られた。ゾンビたちに近づいても危害を加えられることはなかったのだが、近づきがたい感覚を覚える人がいるのは無理もないかもしれない。

とはいえ、もちろんノリノリな人もおり、自らゾンビに近づいて一緒に写真撮影にチャレンジする人も見かけた。ぜひこのフォトスポットでは、そんな不気味な雰囲気を楽しんでみてはいかがだろうか。

「オバケンゾンビエスケープ」は、ゾンビたちが徘徊する商店街を通り抜け「嘔穴病(おうけつびょう)」という疫病の薬を持ち帰るというアトラクション。無事に成功すると特典もあったようだが、筆者は迫りくるゾンビたちの雰囲気に当てられ圧倒されるばかりで薬を持ち帰るどころではなくなってしまった。

どうやらただ奥まで辿り着いて用意された薬を持ち帰るだけではなく、途中途中に隠された手がかりを見つけ、それをもとに正しい「嘔穴病」の薬を持ち帰らなければならなかったようだ。

ネタバレNGにつきこのアトラクション内部の写真を掲載することができないのが残念だが、本当に迫りくるゾンビたちは真に迫ったものがある。特別チケットで入場した人のみが体験できるため、せっかくなので足を運んでみることをおススメする。正しい薬を持ち帰れずとも、雰囲気を楽しむだけでその価値はあるはずだ。

ゲーム終了後には、最初に集められたステージエリアに戻って今回のイベントのエンディング兼答え合わせをする時間があった。もしクリアできなかったという人もここで正解を知ることができるので、必ず最後まで参加しよう。

以上、ホラーイベント「呪園」の体験レポートをお届けした。友人知人とお誘いあわせの上、次回2024年5月11日のイベントに参加できる人はぜひチャレンジしてみてほしい。

当日足を運べない人は、「フォートナイト」の世界で楽しんでみるのもまた一興ではないだろうか。

「呪園 Produced by 松竹お化け屋本舗」詳細
https://www.shochiku.co.jp/pj/obakeyahonpo/w_2024_juen_main.html

(C) Shochiku Obakeyahonpo All Rights Reserved.


© 株式会社イクセル