ありのままの今の自分を遺影に 盛岡の写真館ジェットプレーン

「今の自分の姿を残してほしい」と「つなぐフォト」に取り組む早坂修館主

 ありのままの今の自分を残しませんか―。盛岡市松園の写真館ジェットプレーン(早坂修館主)は、遺影用の写真を撮ることができるスタジオだ。「つなぐフォト」と名付け、家族や子孫らのために残す「お気に入りの一枚」を撮影する。早坂館主(60)は「終わりのイメージではなく、新しい気持ちを持つ一歩に」と願いを込める。

 「ジャケット写真でかっこいい」「次はロックスター風に」。座ったりポーズを付けたり、シャッター音がリズムよく響く。趣味のギターを持って撮影に臨んだ、地元の中小企業アドバイザー佐々木陽(あきら)さん(71)は「非日常的な空間で楽しい。明るい気持ちで次のステップへ踏み出せそう」と笑顔を見せた。

 写真や撮影データを含む撮影料1万2千円。出張撮影も行う。問い合わせは同館(019.661.7311)へ。

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