"99のハラスメント"で町長辞職の岐南町 新町長に「新しい風」期待の声 前町長にも選挙結果聞いた。

メ~テレ(名古屋テレビ)

前町長のハラスメント問題で揺れた岐阜県岐南町。14日の選挙を経て、町で初めてとなる女性町長が誕生しました。町民の信頼回復に向け、15日から始動です。

14日投開票が行われた岐南町長選挙。当選したのは、前町議で無所属・新人の後藤友紀さん(47)です。 後藤さんは、2016年に町議会議員選挙に立候補し初当選。7年あまり議員として町政に携わってきました。 15日朝、笑顔で初登庁。町で初めてとなる女性町長の就任です。 「これは町民の皆さんの民意でだったと思っています。やはり変わりたいと、新しい町を望んでいるという結果をいただいたと思っていますので」(後藤友紀 新・岐南町長)

前町長は「住民や職員の意見を聞きながらやっていくのが一番理想」

一方、3月に辞職した小島英雄・前町長(74)。第三者委員会から少なくとも99件のセクハラやパワハラなどの行為や言動が認定されました。町民の信頼回復は、大きな課題のひとつです。 「ハラスメントについては当然、やってはいけないこと、あってはならないこと。まずは職場の環境をしっかりと、土台作りを含めてきちんと整えたいと思っています」(後藤友紀 町長) この選挙の“発端”となった小島前町長(74)。立候補はせず、いち町民として迎えました。 「町長は自分の思った通りにやるのもいいけど、住民の意見を聞きながら、職員の意見も吸い上げながら、やっていくことが一番理想。そうしてもらえると町政はうまくいく」(小島英雄 前・岐南町長)

「新しい風」に期待の声

新たな町長のかじ取りに、町民は何を期待するのでしょうか? 「福祉関係をよくしてもらいたい。女性なので女性のことも考えられる政治は良いと思います」(50代無職) 「新しい風が入ると皆さんお考えになったのでは。生活が想像していたよりも苦しい。いいことあるといいな」(65歳主婦) (4月15日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ+』より)

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