かまいたち『ジョンソン』の総合演出が松本人志出演番組の“エース”に変わっていた 逆襲開始のウラ側

※画像は『ジョンソン』の公式サイトより

TBSのバラエティ番組『ジョンソン』(毎週月曜日よる9時~)がスタートしてから半年が経過したが、番組には大きな変化が巻き起こっているという。

『ジョンソン』はかつてダウンタウンの松本人志(60)と浜田雅功(60)がMCを務めたバラエティ番組『リンカーン』の後継番組として2023年10月にスタート。

かまいたちの山内健司(43)と濱家隆一(40)、モグライダーの芝大輔(40)とともしげ(41)、見取り図の盛山晋太郎(38)とリリー(39)、ニューヨークの嶋佐和也(37)と屋敷裕政(38)という、次世代を担う4組8人の芸人がレギュラーメンバーを務めている。

「『ジョンソン』は、初回に『リンカーン』の看板企画だった『芸人大運動会』を放送したものの、視聴者からは《やっていることは大運動会で一緒だが出演者が違うだけでこうも違うのかと思わされた》といった声が寄せられるなど、評判はかなりいまいちでしたね。その後も視聴率は苦戦。現在、テレビ各局が重視する13~49歳までのコア視聴率は1%台を記録するなど、視聴者がしっかりとついていない状況にありました。

しかし、実は今年3月11日の放送回から、番組の総合演出がKさんに変わったんです。Kさんは『ジョンソン』の後の時間に放送される番組『クレイジージャーニー』(TBS系)の演出も担当している人物。とにかく人当たりがよくてコミュニケーション能力が高い。演者、スタッフと対話しながら面白いコンテンツをつくっていくというTBSバラエティのエース的存在です。

『週刊文春』(文藝春秋)との裁判のために1月8日から活動を休止していますが、お笑い界のトップに君臨し続けてきたダウンタウンの松本さんの『クレイジージャーニー』を任されていることからも、K氏が周囲から深く信頼されていることがうかがえますよね」(芸能プロ関係者)

K氏が総合演出に就任した3月11日の『ジョンソン』では、かまいたちの山内率いる山内チーム、同じく濱家率いる濱家チームの2組に分かれて対決。絶品イタリアンが完成するまでゲームに挑戦し、成功すれば至高の料理を堪能できる「予約が取れないタイムアタックレストラン」企画が放送された。

また、4月15日の番組では新企画「ジョンソン春の健康診断バトル」を放送予定。多忙なレギュラー陣の健康状態を抜き打ちチェック。最先端の機器を用いてメンバーたちのシミやシワの状態や口臭の数値を測定し、診断結果で山内チームと濱家チームが競う。

さらに体力テストとして約600段の「東京タワー階段上りバトル」が実施され、アラフォーのジョンソンメンバーの足腰を限界まで追い込んでいくようだ。

「3月25日放送回では『ジョンソン修学旅行・夜の部』では、濱家さんが得意の料理を披露したり、大雪の中でなぜかパンツ一丁での相撲対決が行なわれるなど、芸人のバラエティ番組らしい展開となりましたね」(前同)

■新体制になってからジョンソンメンバーのやる気も復活

番組に対して視聴者からは、

《ジョンソン修学旅行をやっと見終わったんだけど、こんなに安定して面白いのになんでジョンソンこんなにTVerお気に入り登録数少ないの!?!?!?!? みんな登録して 打ち切りになってしまう》
《ってかお蔵入りとかじゃなくて良かったわ。まじで。こんな面白いの深夜じゃなきゃ放送できないけど放送できてよかった ウケる》

とX(旧ツイッター)には好評な声も寄せられている。

「最初の総合演出だった方は、ポジション的に不慣れな部分もあったといいます。『リンカーン』と比べられるから“絶対にやめたほうがいい”とスタッフも演者も反対した初回の『芸人大運動会』を強行してしまい、番組から離れるスタッフもいたほど。評判も数字も悪く、番組は求心力を失っていましたね。『大運動会』に反対したのに、放送を強引に進められたことで、演者サイドとも溝ができてしまったといいます。

しかし、K氏に変わってから出演芸人たちもあらためてやる気を取り戻しているそうなんです。K氏は対話してくれる人ですから、演者側の意見も聞き入れてもらえるといいますからね。まだ、前の体制で企画されたものも残っているのでしょうが、演者も前のめりになっている感じで、視聴者から“面白い”という声も出てきていますよね」(前出の芸能プロ関係者)

4月15日の「ジョンソン春の健康診断バトル」に対しても、

《健康診断企画楽しみ〜》
《ジョンソン健康診断するのおもろい 芝さん……》
《ジョンソン修学旅行面白かった!この8人スケジュール合わせるの大変だろうな。。来週の健康診断も楽しみ!めっちゃ好きなコンテンツ》

と期待を寄せる視聴者も少なくない。

「K氏が担当するようになって、今後はさらに企画内容が大幅に変わっていくはずです。しかもお笑い界のトップの松本さんの番組を任されるエース級のテレビマンですからね。K氏は2022年10月に『クレイジージャーニー』が復活してからずっと演出を担当。松本さんと一緒に仕事をしてきたわけで、“松本さんイズム”も持っているのではと。

伝説的な番組『リンカーン』の後継番組として鳴り物入りで始まった『ジョンソン』ですが、最初につまずいてしまった。しかし、松本さんと一緒に仕事をしてきたK氏が総合演出に就いたことで、上昇気流に乗せてくれるのではないか、とTBS内部での期待も相当大きいようですよ」(前同)

3月から新体制になっていたお笑い番組『ジョンソン』――『リンカーン』のように、多くのお笑い好きに支持される番組に変貌を遂げることはできるのだろうか。

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