日本脳炎のワクチン接種で別の薬品を誤って女児に注射 患部が腫れる 愛知・一宮

テレビ愛知

一宮市内の診療所で2024年3月、日本脳炎のワクチンを受ける予定だった女児に対し、誤って、日本脳炎の診断に使用する薬品を注射していたことがわかりました。

一宮市によりますと、この薬品は日本脳炎に感染しているかどうかを判別する際に使用するもので、本来は患者から採取した血液を体外で反応させる薬です。体内に入れることは想定されておらず、今回のような体内に入ってしまった場合の安全性は不明だということです。

4月10日、保健所が3月分の接種履歴を確認した際に誤りを発見しました。

保護者に連絡をしたところ、女児は接種当日から翌日にかけて接種した部位の腫れがみられましたが、現在は腫れも引き、他に症状は出ていないということです。

市の担当者は「接種を行った医療機関にはチェック体制の強化を指導した。市としても事例の共有と予防接種の事故防止に向けた周知を図る」としています。

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