チャビ監督の後任探し難航のバルセロナ、アトレティック率いるマルケス監督の昇格が最有力か

かつてバルセロナでプレーしたラファエル・マルケス監督(現役時代)[写真:Getty Images]

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督の後任候補が絞られてきているようだ。スペイン『スポルト』が報じた。

大敗が続いた1月にチャビ監督が今シーズン限りでの退任を表明し、新指揮官探しが課題となっているバルセロナ。しかし、ジョアン・ラポルタ会長は「彼に続けてもらいたい」とチャビ監督の続投を希望しており、本人の心変わりがあるのか注目となっている。

一方でバルセロナの後任探しは進行中。スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏はブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)と交渉を行っているというが、進展はなく、高額な契約解除条項も存在することから引き抜きは難しいと見られている。

また、ユリアン・ナーゲルスマン監督(36)ら複数の候補がいたドイツ方面で残っているのは、フリーの状態が続く元ドイツ代表監督ハンジ・フリック氏(59)だけとのこと。バルセロナは外部からの招へいを断念しつつある状況で、リザーブチームのバルセロナ・アトレティックを率いるラファエル・マルケス監督(45)の昇格を第一に考え始めているという。

デコ氏はパリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督(53)も検討しているようだが、現時点では難しいことからマルケス氏を選択。プライベートではすでに「我々の監督」と呼んでいるようだ。

バルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのPSG戦や、ラ・リーガ首位を争うレアル・マドリーとの直接対決など大一番が控えており、この結果はクラブの今後を左右する可能性もあるが、このままマルケス氏の昇格が現実味を帯びていくのだろうか。

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