小豆島町の住宅で母娘に刺し傷 知事「必要な対応は行ってきた」再発防止に向け検証へ 香川

香川県小豆島町の住宅で9日、6歳の女児と49歳の母親が刺し傷などを負って見つかり、警察が殺人未遂事件として捜査しています。母親は2022年11月、車の中で当時4歳だった娘を包丁で刺したとして殺人未遂の疑いで逮捕され、その後、不起訴になっています。
香川県の池田知事は15日の会見で、前回の事件後の家族への支援について「県として必要な対応は行ってきたと思っている」とした上で、再発防止に向けて検証を行っていく考えを示しました。

池田知事の会見(15日)

池田知事は、2022年11月の事件後、香川県子ども女性相談センターが娘を一時保護していたことを明らかにしました。保護期間については「個人情報に関わる」として明らかにしていません。

県は事件の重大性から、一時保護の解除後も小豆島町や関係機関らと連携して、子どもや家庭の状況確認や保護者への指導を定期的に行ってきたということです。また、保護者とは月に1回程度面会を続けていて、2024年3月下旬にも面会を行いました。

池田知事は「検証の具体的なこと(内容や方法など)はこれからだが、検証結果で必要なものについては公開していくことも考えている」と述べました。

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