NTT e-Drone Technology、ドローンで撮影したインフラ設備画像のビビやサビを検出するAIを開発

社会インフラ設備の変状検出AI

コンクリートに発生したひび割れ(以下:ヒビ)と鋼材部に発生した錆(以下:サビ)を検出可能な2種類のAI、「ヒビ検出AI」と「サビ検出AI」を開発した。これらのAIは画像中に小さく写った変状や日陰等で暗く写った変状を高精度に検出できる特徴があるため、撮影時の被写体構図や照度条件が安定しづらいドローン空撮においても有効なAIだという。

同AIを用いることによって、撮影画像から、ヒビ領域とサビ領域を自動的に検出し、マーキングにより可視化できる。これによって、専門知識がない利用者の社会インフラ設備点検をサポートすることが可能だという。なお、同AIは、NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発した技術を活用し構築している。

NTTイードローンでの橋梁点検フロー
図1.AIの検出結果サンプル

撮影画像の推奨条件

画像を拡大した際にヒビ/サビが目視で確認できる画像が望ましい(図1参考)。注意点は以下のとおり。

  • ブレがないこと
  • 逆光などで暗くなっていないこと
  • 極端に遠方から撮影していないこと

▶︎NTT e-Drone Technology

© 株式会社プロニュース