自身が暴力団組員であるように装い、親族がけがをしたなどと因縁をつけ、工事現場の責任者を脅迫したとして、無職の男が逮捕されました。
暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、太宰府市に住む無職の男(45)です。
男は今年2月、親族が工事現場でけがをしたなどと因縁をつけて、工事現場の男性責任者に複数回電話をかけ、「元々ヤクザだから」「殺しても殺せねーよ、お前らは」などと脅迫した疑いが持たれています。
取り調べに対し男は「暴言を吐いたことは認めるが、脅迫はしていない」と容疑を一部否認しているということです。
警察によりますと、実際、親族は足にけがをしていましたが、工事現場でけがをしたかは不明で、親族と脅された男性は面識もないということです。
警察は男が金銭目的で脅した疑いもあるとみて捜査しています。