アイヌ民族の男性が能登半島地震の被災地、石川・輪島市で祈り「神社に祭具を保管」が縁で実現

新ひだか町に住むアイヌ民族の男性が能登半島地震で被災した石川県輪島市を訪れ、神に祈りを捧げる儀式を行いました。

被災地の石川県輪島市を訪れたのは新ひだか町でアイヌ文化の伝承を行う葛野次雄さんです。葛野さんはこれまでも大きな災害が起きるたびに、アイヌ民族の儀式「カムイノミ」で祈りを捧げてきました。今回、能登半島でカムイノミを行う場所を探していたところ、輪島市の若宮八幡宮にアイヌ民族の祭具が保管されているのを知り、それが縁となって実現しました。

葛野さんは被災した人々へのお見舞いと、恐ろしい地震が起きたことを語り継ぐと、アイヌ語で神々に伝えました。

アイヌ民族・長老葛野次雄さん)

「自然界が動いているんだから自然界にあまり逆らわないように我々も生きていくと、それを後世に伝えると」

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