下瀬美術館が開館1周年 昭和を代表する日本画家・加山又造の作品展 広島・大竹市

広島県大竹市の下瀬美術館が、開館1周年を迎えました。

これを記念して、広島とゆかりのある日本画家・加山又造の作品展示会を開催しています。

世界的建築家、坂茂さんが設計した下瀬美術館。

開館して1年で約8万人が来場しました。

今回展示されるのは昭和を代表する日本画家・加山又造の作品です。

大正時代、祖父が広島で画家として活動。又造は原爆投下時、周防大島の海軍兵学校にいました。

作品を説明するのは孫の由起さんです。

加山が飼っていたネコを描いたシリーズ作品では、金を使い、強く硬い線で毛を表現しています。

また、日本画に西洋の技術を取り入れた作品や、幅14メートルの屏風に書いた水墨画など、約20点を展示しています。

美術館には宿泊施設も併設され、アートを思う存分に満喫できます。

加山又造の企画展は6月30日まで開催中です。

【2024年4月15日放送】

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