「児童を事故から守って」  北署、関係団体ら 交通安全を呼び掛け 相模原市緑区

啓発物を手渡す鈴々舎美馬さん(左)

春の全国交通安全運動に合わせて、相模原北警察署と関係団体らが4月9日、アリオ橋本でキャンペーンを実施し交通安全を呼び掛けた。

この日は、二ツ目の落語家で相模原市出身の鈴々舎美馬(れいれいしゃみーま)さんが1日署長として登場。美馬さんは、「交通安全に貢献できるように努めたい」とあいさつし、この日のために作った新作落語を一席披露した。その後、関係団体のメンバーらが啓発チラシなどを買い物客に手渡した。

また、同日には相模原北青少年交通安全連絡協議会が旭小学校の入学式に合わせて交通安全の呼び掛けを行った。会員らが下校のタイミングに合わせて新入学児童や保護者に交通安全の小冊子を配布。神田達治会長は「小学1年生を事故から守るためには、保護者の保護と監督が必要。危険と安全を教え、安全な行動の手本になって」と呼び掛けた。

横断歩道に注意

県内、北署管内の人身事故の件数は前年より減少傾向にある。今年(3月末時点)の管内で起きた交通事故のうち自転車事故は約28%、高齢者が関係する事故は約45%を占めており、同署では注意を促す。

さらに、横断歩道での事故が増加傾向にあるとして、金成保廣署長は「横断歩道は歩行者優先。4月に入り1年生の通学が始まっているので、子どもたちが事故にあわないよう安全を心がけてほしい。そして、自転車に乗る時はヘルメットを着用し、ルールを守って安全運転を」と話した。

旭小では青安連が啓発活動を行った

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